「COMDEX Fall ’98」で約束されたNVDA投資への道

「静かにしろ!TSMCから電話だ」NVIDIA急成長を支えた蜜月の始まり
TSMC創業者のモリス・チャン氏は、エヌビディアCEOのジェンスン・ファン氏を経営者として高く評価し、TSMCの後継者としてファン氏をスカウトした。2度の勧誘にも、ファン氏は「既に仕事がある」と断ったという。

1999年はエヌビディアにとって記念すべき年になった。1つは、上場である。グラフィックス・チップRIVA 128とRIVA TNTの成功で急成長したエヌビディアは、1999年1月22日、米ナスダックに新規株式公開(IPO)した。売り出し価格は12ドル。株価は当日終値で20ドル近くまで急騰した。まだインターネットバブルが弾ける前。ハイテク株のIPO祭りが続いていた時代だ。

手元に1冊の冊子がある。表紙には「COMDEX Fall ’98」。1998年11月にラスベガスのコンベンションセンターで開催されたコンピュータ見本市の冊子だ。

そのP362に、堂々、「NVIDIA Corp.(Rm.N109)」の掲載がある。
確かに、RIVA128とRIVA128ZX、そして、RIVA TNTの紹介文がある。

ファブレスのNVDAが、念願のファウンドリーTSMと提携した直後、NASDAQ上場直前のNVDA。同社は沸きに沸いていたことだろう。

現地で、「説明しましょうか?」と声をかけてきたのは、エヌビディアの関係者だったと思う。
当時の写真を探してみれば、案外、エヌビディアのブースが写っているかも。

私とNVDAの歴史は2016年に始まったわけでは無い。
その18年前に、すでに、約束されていたのだ。