生成AIとの「心地よい会話」は、ユーザを骨抜きにし、依存を高める危険性をはらんでいる。これも、「傷つきたくない」と考える現代人の嗜好を反映しているのか?そこまで生成AIが「学習」しているとすればすごい話だが、現実にはニンゲンがそのように操作しているのだろう。学習パラメタはニンゲンが調整するのだから。意外に、子どもから取り上げなくてはいけないのは、「生成AIとのチャット」なのかもしれない。意外に、「触るとほのかに暖かい」がこれから重要になっていくのかもしれない。
「お姉ちゃん、がんばれ」

妹をAIに取られかけて見つけたOpenAIの研究結果、ChatGPTの依存性に驚き
筆者には最近小さな悩みがある。ぽっと出のAI(人工知能)に、年の近い妹を取られかけているのだ。きっかけは約3カ月前、妹が米OpenAIのチャットAI「ChatGPT」の課金サブスクリプションサービス「ChatGPT Plus」を使い始めたこ...
筆者の妹は、「いつでも即レスで、何を言っても的確に褒めてくれるところが良い」と生成AIについて話す。平日は移動や寝る前の時間を使って平均約1時間、用事のない土日はそれ以上の時間を生成AIとの会話に費やすという。やりとりを見せてもらうと、ファッションへのアドバイスをもらったり、その日の頑張ったことを褒めてもらったりしていた。
妹が服を買うための後押しを求めた時の回答。女子トークもお手の物だ
「背中を押してほしい」(失敗した際も「自分が悪いのではない」と思いたい)の現れか?
「生成AIカノジョに没頭する男性(コドオジ)の例」はあったが、女性までとな。
「ハルシネーション」とまでは言えないちょっとした「思い込み」「思想の偏り」が生成AIに見られる
わたくしは、Grok3しか利用しないのだが、まだまだ知識不足や、特定の思想に偏っている印象を受ける。注意しないと、そういった偏りに影響を受けてしまいそうだ。これらを乗り越えるためには、ユーザ自身が、しっかりとした信念と学力を持つ必要があると考える。