
世界には、自分と同じことを考えている人が、たまに発見できるのは大変興味深いことだ。
「固定資産税を上げればすべて解決!」と考えていたら、
また、十分な固定資産税を導入し、特に土地の基本的価値に対して毎年課税することも有効な手段だ。この税負担は住宅価格の低下という形で資本化され、住宅価格の年収倍率を引き下げる効果が期待できる。
と、具体的に論理を展開してくれていて、興味深い。
おそらく、「中国人に土地建物を大盤振る舞いする」背景には、固定資産税ねらいの政策と考えることもできるし、日経が記事として採用すると言うことは、今後の日本の政策の予見とも言えるが、別途、論じることとする。
「性交」を「成功」と考える日本人
何を持って「成功」と定義するのかが問題だ。
日本においては、「自由に「性交」できることが成功だ」と考える向きが多い。
恋愛をして、結婚をし、子どもを作り、子が成人してそれなりの会社で働く。
一方で、会社ではそれなりの地位に就き、職場には「愛人」が存在し、望めば夜をともにできる「緩い」女子が多く存在しているのだろう。場合によっては、「社内売買春交流」によって、性欲を発散できることもあるだろう。「出張」と称して、別の「被パパ活相手」と性交旅行もできる。
だから、多くの男性が出世を目指す。まさに、「性交体験」が「成功体験」なのである。
このようにやっかいな性欲を発散し、自由に「性交」できることが男の甲斐性だと考える日本人がなんと多いことか(最近では女もか?)。また、そのような日本人の「性交」や成功や、堕落や凋落をどれだけ多く見てきたことか。
一方で、記事の通り、簡単には成功どころか、「「世襲資本主義」による相続財産が潤沢で無ければ」、「性交」すらままならない日本である。少子化の原因の1つはそこにある。
(女性の性欲解消は、「マチアプ」とやらで比較的簡単ではあるが、投稿の趣旨に反するので、ここでは論じない)。
オリジナルを生み出す力にこそ成功の原点が
私は、「オリジナルであること」に重きを置く。「他人と違う」ことが重要なのだ。他人と同じことをやっていると不安を感じる。オリジナルな生き方ができる点に成功の秘訣があると考える。
確かに、他人と違うことに取り組むのはリスクを伴う。そこに成功は約束されていない。「盲目的な這いつくばり」を旨とする「日本的成果主義」から外れれば出世できない。ましてや、誰もが定年後も働き続ける世の中において、早期退職をして勉学に取り組むなど、非常に危険な発想だ。それに、オリジナルであり続けるためには、相当な「胆力」が必要である。
(中略)
ところが、他人とは違うオリジナルな生き方をするからこそ、見えてくる景色がある。定期的な収入もうれしいだろうが、自分の能力が直結する収入の方が「生きている」実感があるし、喜びも大きい(当然、ベースとして、それなりの蓄えは必要だ)。
今、「性交」を成功と考え実践している多くの方々、相続を期待して贅沢三昧のパワーファミリーを、高みから見下ろして、観察しているところである。