ココイチ低迷は「注文する楽しみ」を奪ったせいだと思う

ココイチ、カツカレー1000円で遠のく客足 限界近づく外食の値上げ
カレー専門チェーン「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」の客数減少が続いている。24年8月の値上げが一因と見られる。これまで原材料高などを受けた外食の値上げを消費者は受け入れてきたが、許容できる限界はどこか。

「○○カレー、150g、1辛、トッピングに○○と○○、コーンサラダにカフェオレつけて、先で」

これが言えなくなった。「タブレット注文」である。

明らかに客足が落ちている。土曜日の17時に入店しても、客は1人だけ。

原因は、おそらく、「タブレット注文」で「注文する楽しみ」というか、「ツウな俺が華麗に次々と注文してやる優越感」で満足できる機会を奪ったせいだろう。

この注文の仕方、私が覚えている限り、30年は続いている一種の「ココイチの注文方法」だと思うんだが。

遠因として、従業員の接客スキルの低下も上げられよう。

なんとなく、コンビニでたばこ買うとき、番号で注文するよう強制されるようになったのを思い出す。

ウソだと思うなら、タブレットを廃止にする店と、存続する店とに分けて、売り上げを見てみたらいい。結果は明らかだから。